第二話 ホムンクルス
「ホムンクルス? どーしたのさ、突然」
苦笑交じりに、返すファゼット。
あれから、ソエルとエージュは異種魔導研究室へ戻ってきていた。
二人の教官であるジノが属する研究室で、よくこの部屋で自習をしている。
ファゼットは部屋で見かけることの方が少なかった。
てっきりその理由は、本部での課長としての仕事に追われているのだと思っていたのだが、実際は違った。
半分は本部で、半分は授業と、ファゼットの行動予定は忙しい事を、今になって知る。
監査官も楽じゃないな、とエージュはどこか他人事だったが。
「そーいえばあんまり知らないなぁって思って」
ファゼットのデスクの前に椅子を引っ張ってきたソエルが、言葉を濁しながら答えを求める。
ファゼットは一瞬だけ何か勘ぐった様子だったが、すぐに「そっか」と相槌を打った。
あるいは何か感じたのかもしれないが、切り込んだりはしてこない。
「まぁ、二人とも今日は初めて魔法の基礎について理解したわけだしな」
「やめて教官。恥ずかしいよー」
ジノは調合中だった。
実験台の上にはフラスコやメスシリンダーなどの実験器具が所狭しと並んでいる。材料となる液体や粉末は必要最低限しか並べず、効率的に実験ができる環境。それでも余裕を持ったスペースは取れていない。
「ホムンクルスってどういうものなんです?」
エージュは改めてファゼットへ質問を投げる。
報告書を作成していた手を止め、ファゼットはしばし視線を宙に彷徨わせた。
「そうだね……分かりやすく言えば、ヒトの手で生み出す存在、かな」
「いわゆる、人造人間、ですか?」
首を傾げたソエルに、ファゼットは明確に首を振った。
「ホムンクルスは人間だけを作り出すものじゃないよ。それと、一応明確な線引きがある」
「どういう事ですか?」
「魔力と魔法の話は、分かるね?」
「え? はい……一応は」
戸惑いながら頷いたエージュに、ファゼットは満足げに頷く。
「ホムンクルスはその流れを無視した生命体なんだよ」
流れ……基本的には集束・誘導・発散の三段階だ。
その流れを無視した、と言われても生命維持にそれが関係するとは思えない。
仮に魔法発動の方法が異なるとしても、それが明確な線引きと言うのも素直には頷けなかった。
戸惑いから沈黙するエージュたちへファゼットはゆっくりと瞬きをして、視線を落とした。
報告書を脇にのけて、言葉を紡ぎ出す。
「まず、ホムンクルスは自身が魔力で構成されている。通常の生命と違うのは、ここ」
「でもそれって、魔導生命体も、同じですよね?」
「そうだね。ホムンクルスっていう存在は、魔導生命体の一つの形と言ってもいい」
ますます混沌とする。もっとも簡単に説明できる存在なら、誰でも知っているものかもしれないが。
何とか正解に辿り着こうと思考を回転させるが、圧倒的に知識量が少なかった。
歯がゆい思いから生じるエージュの苛立ちを感じ取ったのか、ファゼットは淡く微笑んだ。
「魔導生命体は、それなりに存在の系譜がある。魔力で構成されたといっても、彼らには彼らの、ルーツを必ず持ってるんだよ」
「ルーツ?」
「そう。魔導生命体は、次世代を残す術を持つんだ。でもホムンクルスはそんなもの持ってない。そもそも、魔導生命体は、世界が生み出す。だけど、ホムンクルスは、世界から生み出された存在が、例えば人間がその手法をまねて生み出している」
「なるほど……」
魔導生命体と言うくくりの中に、ホムンクルスはその一種類として存在するという事らしい。
考えてみれば、魔導生命体はそもそも生命維持に魔力を使っているだけで、一つの生命種だと認識されている。
ファゼットは机の上に手を組んで、納得した二人の表情に先を続けた。
「さて、ここで話を魔法の話に戻すけど……ホムンクルスは自身が魔力で構成されている。魔導生命体も同じだけど、ここで問題なのが魔導生命体はそれでも魔法発動は基本に則っているってこと。だけど、ホムンクルスはそれを完全に無視してる」
「無視ってどうやって?」
「正しく言えば、手順をスキップしてるんだよ。要は最初の収束なんて、自身のものを使えばそれだけでスキップできる」
「あ。確かに……」
「加えて、そのスペックは作成時に使われた魔力に依存するからね。だから、高レベル魔法も軽々発動ができる可能性があるんだ」
魔力を注ぎ込んだ分だけ、その魔力で発動できる魔法のレベルが上がる。
逆に言えば際限がないのだ。
凄まじい存在を作り出したものだと、エージュは人の持つ底のない欲望に若干感心する。
「ただ、魔法を使えば使うだけ、その代償として、自らの命を縮めるけどね」
「魔力を使ったら、自分が維持できなくなるから……?」
悲痛な声で問いかけたソエルに、ファゼットは首を振った。
「魔力は、大気中にあるし、絶えず補給されるものだから、そこはそれほど心配ないよ。これは、体組成の問題」
「たいそせい?」
ソエルも首を捻り、ファゼットの説明に耳を傾けた。
「肉体を構成する、材料だよ。通常の生命体は魔力に対してある程度の循環経路が備わってる。魔力に対する解毒機構。種族によって魔力差が出るのはこれが原因だね。この循環経路が強力であればあるほど、高い魔力を持ってるってわけ」
「ってことは……ホムンクルスは持ってないんですか?」
「人造人間は八十パーセント完成品で、ホムンクルスはゼロから創られる」
まるで呪文のような言葉をファゼットは紡いだ。
その意味がまるで分からず戸惑うエージュを他所に、ファゼットは説明を加える。
「人造人間は、人に対して本来ない能力を付加した存在を言う。でもホムンクルスは違う。一から合成することで、無限の可能性を秘めてる」
「あ! そういう事なんだ!」
納得した様子でパッと表情を明るくしたソエルを、エージュは思わず見やった。
今の言葉だけで理解したソエルは相変わらず頭の切れがいい。
エージュの視線に、ソエルは人差し指を立てて、得意げな笑みを見せる。
「つまりねエージュ。人造人間だと、ヒトのスペックは越えられない。だけどホムンクルスは出来る。それは人と同じ組成をしてないからってことだよ」
少しだけ分かりやすくなっただけだった。
つまりは材料の違いという結論に至るらしい。
ホムンクルスは、魔力と相性のいい材料でゼロから創られる。
人造人間は、ヒトを基盤としてそこへ能力を付加していく。
大雑把に括ればそういう話だと、ソエルは言った。
「魔力と相性がいいということは、悪い魔力も閉じ込めやすくなると言う事」
そう説明を加えたファゼットの言葉に、ようやくエージュも合点する。
「そうか。毒を蓄積するっていうのと同じになるのか……そもそもホムンクルスは魔力で構成されるから、いわゆる魔力切れの状態は致命的になる」
「そう。多くは自分を保てなくなって霧散するか、魔物化するかどっちかだね」
「魔法を使わないでいたら、そうはならないんですか?」
「遅くはなるね。ホムンクルスの寿命はその大きさに比例するっていうし。人間であれば、普通に寿命をまっとうすることは十分できるよ。それくらいの魔力は凝縮されてるんだから」
なるほど、と頷く二人にファゼットは苦笑いを浮かべる。
「それにしても……そんな事知ってどーするのさ。ホムンクルス製造は何種類かあるけど、いくつかは禁止魔法技術の一つだよ」
「興味です!」
一言。明瞭簡潔に答えたソエルにエージュはほっと胸をなでおろす。こういう時はソエルの明るさと機転の良さが頼りになる。
だがファゼットは渋い顔をして首を振った。
「あんまり、禁止魔法に興味を持たない方がいいよ? 調査課に目をつけられると、後々大変だからね」
「えっ、そうなの?」
「禁止魔法はそれ相応の理由があって指定されてるんだ。軽々しく使用させないためにね」
「……そっか」
その時、ソエルの脳裏に何が過ったのかはエージュには分からない。ただ、エージュは緋色の瞳の少女を思い出していた。
ライレイは、禁止魔法と知って行動しているのだろうか。
だとしたら、果たして目的は何なのだろう。
◇◇◇
研究室を後にした二人は食堂ホールへ向かっていた。
明確な食堂開放時間はなく、食堂管理をする意識体が常駐し食事を提供してくれるという便利なシステムのおかげである。学生個人のリクエストはもとより、栄養管理を担い、適切なメニューを用意してくれるのだ。
しかも監査官に関しては無料提供でもある。
「あっ、アルト様だ」
食堂に入ってすぐに、ソエルがその存在を発見する。
長机がいくつも並び楽しげな談笑の声が響く、食堂の風景。
平穏そのもので、ほっとすると同時に、どことなく作り物のように感じる自分をエージュは寂しく思っていた。
監査官としての、冷静な部分がそうさせるのだろう。
「アルト様、こんばんはー」
「あぁ、今日の講義はもう終わりか?」
「そーでーす。ご一緒していいです? 邪魔じゃないですか?」
「何でそうなる」
「邪魔だね」
アルトの正面で即答したシスに、すかさずアルトが鋭い眼光を向けるが完全にシスは受け流していた。
「じゃあお邪魔しまーす」
すとんとソエルはアルトの隣に座って、エージュは必然的にその正面に座る。
着席と同時に、ふよふよと光の塊が近寄ってきた。
食堂担当意識体の分体だ。
この塊にメニューを依頼する。もっとも毎度注文するのは面倒だというソエルやエージュはゲートパスを示して適当に見繕ってもらうのが常だった。
ゲートパスが監査官の証であり、つまりはこれで清算をするに等しい。
今日もいつも通りにパスを示すと、ぱっと光の塊が消えた。
この数分後には食事が出てくる。
「変わんねーんだな、ここは」
「みたいですねぇ。人は増えたり減ったりしてるけど、学院の雰囲気自体は変わってない。なんか、安心します」
アルトの呟きに、ソエルは笑顔で同意する。
「……そっか。そう思えるっていいよな」
歯に物が挟まった言い方で、寂しげに笑ったアルトに、エージュは首を傾げる。
「アルト様も、しばらく来てなかったんでしたっけ?」
「そーだな。もう何年も来てなかった」
「聞いていいことか、分からないですけど……どうして、ですか?」
「んー……」
少し悩んで、珍しく心配そうな空気を滲ませたシスにアルトは苦笑してから、エージュに返した。
「ここに来ると嫌でも兄貴を思い出すから。言ったっけ? 今の兄貴は、血がつながった兄貴じゃないんだ」
「あ……」
そういえば、そんな話を聞いたことがある。
きっとこの話はその傷へつながるのだ。
しまった、と思いエージュが慌てて言葉を紡ごうと口を開く。
「あの」
「あ、気にすんな。俺は確かにここで兄貴と居て、色々あったんだろうけど。何にも思い出せないんだ。……ひどいだろ。失いたくなかったはずなのにさ」
「え……あ」
「少なくとも今の俺には兄貴がいてくれる。だから、苦しくないって言ったら嘘には、なるけど。今は……幸せだと、思う。一人じゃ、ないしさ」
そうくくったアルトに、エージュもソエルも言葉がなかった。
アルトの優しさは、きっとそこに起因する。
痛みを知っているアルトだからこそ、救いの手の有難さも分かるのだ。
やっぱり、アルトは強い。
監査官としての力量や戦闘能力とは別次元の、でも人として持つべき強さを、アルトは持っていた。
それはエージュにとっては、倦厭すべき、どこか羨ましい強さだ。
「あーちゃんを一人になんてさせないから、心配しなくていいよ」
「黙れ変態」
そうやって何かと構うシスの存在もきっとアルトには支えだろう。だから微笑ましく見えてしまうに違いない。
エージュはそっと苦笑した。
「そういえば、アルト様。知ってたら教えてほしいんですけど、禁止魔法って使うとどうなっちゃうんですか?」
「禁止魔法? ……お前まさか何かヤバいものを……」
「わわ、違いますよぉ」
慌てて胸の前で手を振って否定するソエルに疑惑の視線を向けたまま、アルトは言う。
「……魔導評議会にしょっ引かれて事情を徹底的に聞かれる。事情如何によっては……刑を言い渡されることもあるらしい」
その響きは間違いなく本物で、ソエルも黙らざるを得なかった。
◇◇◇
食事を終えたエージュは食堂でソエルやアルトと別れるとその足で学院の図書室へと向かった。
ありとあらゆる魔法に関する蔵書が揃った図書室。
しかしすべての学生が等しく閲覧できるわけではなく、学生個々のレベルに応じて、閲覧範囲が拡大する。
図書室の入口に結界が張られており、その結界でふるい分けられたレベルの蔵書が『目に見え、手にとれる』ようになる。
「……すごいな」
図書室に踏み込むなり、思わずエージュは息をのむ。
たった、一時間の講義だった。
だが、依然とは比較にならないほど見える蔵書が増えている。やはり魔法の基礎というのはこの学院では必須という事だ。
もっともエージュのレベルでは禁術蔵書を見ることはまだ叶わない。
ただ、自分のレベルの底上げを考えるならば、十分だった。
エージュとしてはソエルとのコンビネーションのためにも、詠唱が早くある程度の威力を持つ魔法……あるいはそれを可能とするような理論を調べに来たのだから。
強くなることを、諦めたわけではない。
ただ、目的をきちんと定めたからこそ、目標が分かったのだから。
「よくお会いしますね」
声をかけられ、目を向ける。笑みを浮かべたライレイがいた。
胸に本を抱いたその姿は文学少女という言葉がぴったりだ。
心の中で警戒を解かずに、エージュは問いかける。
「ホムンクルスについて、調べてたのか?」
「いいえ。私は古書の香りが好きなんです」
やけにしっくりくる答えが返ってきた。嘘ではないのだろう。
エージュの不審を感じ取ったのか、ライレイは静かに首を横に振る。
「禁術のホムンクルス製造は、私ではたどり着けません」
黙って見つめ返すエージュに、ライレイは小さく息を吐いた。
「勘違いしないでください。私は、ホムンクルスを生み出したいわけではないのです」
「アルト様が言ってた。禁止魔法に関わるなって。……ただの興味なら本当にやめておいた方がいい」
エージュの忠告に対し、ライレイはじっと視線を向けただけだった。
否定とも肯定とも取れない、曖昧な沈黙。
「貴方も、貴方のパートナーも、優しいのですね」
「俺はさておき、ソエルはそうだな」
「いいえ。貴方の方が彼女よりも本質的には上回りますよ」
何と返していいのやら。言葉に窮したエージュにライレイは続ける。
「ご忠告ありがとうございます。ただ心配なさらないでください。私は、ホムンクルス製造に興味はありません。興味があるのはホムンクルスそのものです」
「は……?」
いまいち的を射ない答えが返ってきた。エージュの反応にライレイはくすりと小さく笑みを浮かべる。
「禁止魔法は『ホムンクルス製造』についてであって、『ホムンクルス』そのものではないのです。評議会のせめてもの慈悲、かもしれません。生れ落ちた存在そのものは否定しない、ということですから」
「……なる、ほど」
エージュは思わず納得した。ライレイが深く頷く。
「そういう事です。では、失礼します」
「一つだけ、聞いていいか?」
「ええ、どうぞ」
ライレイは即答する。エージュは一旦気を落ち着けてから、尋ねた。
「ヴェロス、だったよな。あいつは、監査官が嫌い……いや、憎いのか?」
その問いに、ライレイはすぐに答えを返さなかった。
それは今日見てきたライレイにしては珍しい反応で……それゆえ、顕著に見えてくる。
「怖いのだと、思います」
人嫌い、というわけでもないはずだった。
監査官であることを知る前のヴェロスの対応はいたって普通だったのだから。
逃げるように去ったあの姿も、今のライレイの言葉を裏付ける気もした。
確かに、ヴェロスは監査官に対し『何かを恐れている』。
「ライレイ、そろそろ俺、部屋に戻るわ」
背後からの声に、ライレイは振り返る。エージュはライレイの向こうにその姿を見つけた。
「な……に、してんだよ?!」
目が合うと同時に顔色を変えてヴェロスがライレイへ駆け寄って、庇うようにエージュとの間に割って入る。
「帰るぞ、ライレイ」
ヴェロスはエージュに目もくれず、ライレイへ言う。
ライレイは静かに頷いた。穏やかだった気配は、最初会ったときと同じ、無機質さに覆い隠されている。
ヴェロスの警戒度合いは、見るも明らかで。
ただでさえ静かな図書室の一角は、張り詰めた空気に重い沈黙を付加した。
「ちょっと待てよ」
呼び止めたエージュに、ヴェロスはすかさず鋭い眼光を送る。
絶対的な拒否の見える眼光。だが、その程度でエージュが怯むわけもなく、淡々と告げる。
「昼間は、悪かった。別に何か、問い詰めたかったとかそういうんじゃない。勘違いさせたらすまないと思ってる」
「…………」
ヴェロスは無言でエージュを見つめる。
エージュの言葉が信用に足るかを見極めるために、だろう。
だからこそ、エージュは視線をそらす事はしなかった。
「……行くぞ、ライレイ」
十数秒の無言の会話を打ち切って、ヴェロスはライレイへを促した。
「ええ」
つい、と視線を外してヴェロスはライレイと背を向けて歩き出した。
ライレイはエージュに対し視線を送ることなく、去っていく。
呼び止めることは、しなかった。
ライレイがヴェロスに内密にエージュやソエルと接触してきたことを考えれば、そんな事を出来るはずもなかった。
◇◇◇
廊下に響く、二つの靴音。
図書室へ続く通路は、テスト期間前でもない限り、喧騒とは縁がない場所だ。
そんな静けさに包まれた廊下を、ライレイはヴェロスに並んで歩いていた。
「……何か、言われたのか?」
不意に、沈黙を破って問いかけた横顔に、ライレイは正面を見つめていた瞳を向ける。
ヴェロスは、前を向いたままその答えを待っていた。
「何も」
一言だけで答え、ライレイは視線を戻す。ヴェロスが小さなため息をついて前髪をかき上げる。
安堵した様子で、ようやくヴェロスが表情を崩した。
「ならいいんだ。……大丈夫」
そっとライレイの手を握りしめ、ヴェロスは言う。
「ライレイは……ライレイだけは、俺が守るから」
「……」
ライレイは視線を伏せて、手を握り返す事で答える。
何度も繰り返し聞いた言葉。
何度もその意味を噛み締めた言葉。
「……ごめんなさい」
何で謝るんだよ、と苦笑するヴェロスに手を引かれながら、心の中でライレイは否定する。
そうじゃない、と。
下唇を噛み締めて、ライレイは深く視線を伏せた。
自分のために、ヴェロスが手放したもの。
自分のために、ヴェロスが触れないようにしているもの。
その全てに、ライレイは心の中で謝罪を繰り返す。
自分の存在を、謝罪する。